ベトナム進出している日本人が増えています
海外進出を狙っている方は沢山いらっしゃると思います。
どのエリアにするのか、どの国にするのかも悩みどころだと思います。
近年、ベトナムへ進出している日本企業が増えています。
※商工会議所の情報ベースによると合計2,000弱になります。
2004年は400社程度でしたので、約5倍とは驚きですよね。
特にベトナムの中でホーチミンは最大の商業都市として知られ、
1人あたりGDPは他の地域の3倍にも上ると言われています。
海外進出をするなら、ベトナムが狙い目になることでしょう。
ではそんなベトナム進出している日本人が増えている理由について紹介したいと思います。
資源が豊富で物価が安い
ベトナムを視野に入れている方のほとんどは、【資源の豊富さ】【物価の安さ】に着目していると思います。
いくら事業がうまくいくかもしれないとは言え、資源が少なく物価が高いところは選びませんよね。
よほどの理由がない限り、この2つは進出する上で必要な条件になることでしょう。
ベトナムと言えば、コーヒーや米などの栽培も盛んで農業資源が豊富です。
観光資源が豊富なこともあり、観光地としても人気を集めています。
それに加え、物価が安いので旅行でベトナムを選ぶ方も年々増えています。
それだけでなく、鉄鋼資源や森林資源、水産資源に水資源など天然資源の豊富さもメリットと言えます。
※鉱物資源の埋蔵量が豊富なのと、近年の油田開発により原油の埋蔵量や生産量の推移の水準も増えています。
資源が豊富なのに、物価まで安いとなれば様々な事業が考えられますよね。
さらに、物価が安いだけでなく雇用コストも低いという特徴もあります。
賃金が低く、平均年収は約30万ですので低コストで雇用できるのも大きなメリットですね。
やはり海外に進出する際に、利益や給料を払えるかの不安もあるかと思います。
その点でも、低コスト雇用ができる面もベトナムを選ぶ理由の1つになっているそうです。
「低コスト雇用だと能力ややる気が心配・・・」というご相談もありますが、
ベトナムの人は勤勉で器用であり、素直だと私も常々感じております。
平均年齢も31歳と若くて質高い人材が豊富です。
真面目に仕事に取り組んでくれ、技術力も高いとなればすぐに即戦力になってくれますね。
資源が豊富で物価も安く、雇用コストも低いのは海外進出する上で魅力的ですね。
経済成長が著しい
実は近年、中国の経済減速の影響で東南アジアは経済停滞に悩んでいます。
ですがベトナムだけがGDP成長率を約7%も維持しています。
つまりベトナムは、経済成長が著しいということになります。
22020年6月版には、プラス2.8%になると予想されています。
※世界最高水準です
現在のベトナム経済成長の発端は1980年代に始まった【ドイモイ(刷新)政策】と言われています。
1つは資本主義経済の導入により、働けば働くほど豊かになり私企業や私有財産が持てるようになったからです。
懸命に働くことで、金銭的価値観が一変したことで生活が豊かになっていったのです。
もう1つは国際社会への協調で、社会主義政策が緩和に伴い農業などへ投資できるようになりました。
その結果、米は世界第三位の輸出国にまで急成長することができたのです。
またベトナムは、アクセスの良さもメリットになっています。
東南アジアの中央に位置しているため、中国やASEAN諸国にアクセスが便利です。
それに加え、自由貿易化により貿易がしやすい環境になっています。
人口は約1億に加え消費マーケットを有していて、治安や政治も安定しています。
経済成長が著しいだけでなく、貿易も自由でアクセスの良さも相まっています。
ですので、ベトナム進出している日本企業が増えているのも納得ですよね。
宗教観が日本に近い
現地の人材を雇用する上で、宗教観は大事ですよね。
宗教観が違うことで、業務に支障が出る場合もあります。
宗教は当人の信教の自由があるとは言え、異なった宗教観では就業規則を作るのも難しいと思います。
ですが、ベトナムは宗教観が日本に近いのです。
7割以上の人が無宗教かつ、特定の宗教を強く信じていることはほぼありません。
日本の家のような神棚や仏壇のように、オフィスや家などに祭壇があります。
とは言え、クリスマスやハロウィンなどの別の宗教イベントも進んで受け入れています。
せっかくの良い人材も、宗教観で日本人と衝突することがあってはもったいないですよね。
なので、こういった宗教観が日本に近いという面も一緒に働く上ではメリットとなります。
どの人にも言えることでしょうが、自分と合わない環境は長く続けられませんよね。
また、宗教的な部分はセンシティブな部分でもありますので対応も難しいと言えます。
お互いがより働きやすく、雇用しやすい環境であるのもメリットですよね。
こういった面でもベトナム進出を視野に入れている方が多いのでしょう。
ベトナム進出を考えている上で
大きく分けて3つ、ベトナム進出をしている日本人が増えている理由を紹介しました。
資源の豊富さや、物価の安さに低コスト雇用。
更には経済成長の著しさや、アクセスの良さとメリットだらけですよね。
宗教観についても、日本人との衝突が無いのであればその部分でも安心だと言えます。
今後ベトナムの進出を視野に入れている日本企業は今度増える一方でしょう。
しかし、ベトナム進出を考えているうえで、不安になることもあるかと思います。
交通や電気、水道などのインフラの設備や政府と国民の距離の遠さ。
ベトナム進出を考えた際に、現地にはエキスパートが少ないのが実情です。
交通や電気、水道などのインフラは、今後のビジネスチャンスであるとも言えますよね。
改善できる部分があると言うことは、その分ビジネスチャンスが転がっているとも言えます。
どのような場所であろうと、すぐに発展するのは難しいと言えますし・・・
ですがその際には低コストで質の良い人材を雇用することで、ベトナムでの事業も成功に導かれると言うことです。
その点も踏まえ、どのように成功に導くのかも考える必要があります。
また海外進出が初めての方には、日本との税法や会計のルールなどわからない部分もあると思います。
オフィスやテンポ、テナント探しなども難しいと考えている人もいることでしょう。
どのような場所をテンポにするのか、オフィスにするのか・・・
はたまた計画や資金調達、現地での事業の立ち上げなどなど、不安に感じる部分もあるとは存じております。
その点は安心して、私に相談してください。
ホーチミンエリアに精通したスタッフがクライアントニーズに合わせたコンサルティングを提供させていただきます。
専門分野は、その道のエキスパートに任せるのが一番ですよね。
東京都港区を中心に中小企業様やベンチャー企業様をはじめ、老舗の個人商店や次世代の後継者様、脱サラなどをして独立開業する方、
フリーランスとして活躍する方等の会計・税務サポートを多く担当してまいりました。
実績もあり安心して進出サポートを任せて頂ける事務所であると自負しております。
ですので、「ベトナム進出を少しでも考えている」という方は、お気軽にご相談くださいね。
・日本人の専門スタッフ対応による、日々の経理から決算、税務申告サポート
・ベトナムの税法や会計のルールに則った税務会計業務サポート
ベトナム進出を考えている多くの活気ある企業の方々とお会いできることを楽しみにしております。